※アレシュヴァ過去妄想+病んでる話です、注意


お前が、欲しい。
そう思ったのは何時のことだったろうか。今ではもう思い出せない。
けれど私は確かにお前を愛しているんだ。
例え歪んだ愛だとしても。




「…人魔戦争、か」

もう直ぐ始まる、魔物と人間の生死を賭けた戦争が。
そうなればまず自分は駆り出されるだろう。騎士団隊長――人間を仕切る物として。
そして、私の側近であるお前もまた、必ず駆り出される。…自分の隊の隊員を引き連れて。



「…ああ」

良い方法を思い付いた。
――お前が私の手中に収まる方法。



「大将?」


――私が、


「…どうかしたんですか?」




――お前を殺せば良い。




その空色の瞳も、漆黒の髪も、全て愛している。
だから殺して。
その胎内に魔導器でも埋め込めばいい。
魔導器でお前が復活したら、

もうお前は、首輪を付けられた私の飼犬。





「――何でもないよ、シュヴァーン」



手に入るまで、後少し。



*堕ちた英雄


アレクセイはシュヴァーンを自分の物にする為に意図的に彼を殺したんじゃあ無いだろうか←
そんな事をふと思ってこうなった。反省も後悔もしていない。


08-09.13



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